人工乳腺法

人工乳腺法とは?

豊胸術、特に人工乳腺法において大切なことは"いかに自然なバストをつくるか?"生涯にわたって安全であるか?"ということに尽きます。
"自然なバスト"の条件は
1.大きさ
2.形
3.触り心地
が重要になります。当院ではこれら3つの要素に対して数千例の豊胸術の経験からさまざまな工夫を行なってきました。

切開部位について

当院では切開部位は腋窩を基本とします。
豊胸手術患者のほとんどは“バスト自体に手術痕を残したくない”と希望されます。この点で腋窩がすぐれているのですが、乳輪周囲、乳房下溝アプローチと比較すると手技的には難しく、左右対称で適正な位置にインプラントを挿入するには、高度な剥離操作が必要となります。更にインプラント挿入の際も、Textured, Anatomical, Cohesive Gel Implant は腋窩から挿入することを想定して製造されていないため、挿入自体も困難です。
Textured Implant はsmooth と異なって挿入の際に、創縁皮膚を挫滅しやすく、術後肥厚性瘢痕となる傾向があります。予防法として、創縁皮膚を反転縫合すること、円盤型リトラクター使用により内腔を広げること、キシロカインゼリー塗布により潤滑を良くすること、などが挙げられますが、これらにより挿入が容易となり、結果として創縁挫滅は皆無となっています。

切開部位

切開部位

挿入層について

続いてインプラント挿入層に関しては、乳腺下、大胸筋下、さらに大胸筋筋膜下という選択肢があります。
一般的にやせ型体型の場合にはrippling など考慮し、大胸筋下を第一選択とします。また乳房下垂のある場合にはdouble-bubbleを避けるため、乳腺下ないしは筋膜下を第一選択とします。その他、患者の要望、術者の経験、主義など総合的判断から挿入層は決定されます。
各挿入層にはそれぞれに利点、欠点があります。乳腺下法の主要な欠点としてインプラントのエッジが見えやすい、rippling, 被膜拘縮率が高くなる等が挙げられます。筋膜下法はバクテリアの宝庫である乳管とインプラントが筋膜で境界されるためinfection, contamination が少ないため、乳腺下法よりは拘縮率が低くなる可能性が示唆されます。一方、大胸筋下法の欠点は、術後回復の長さ、大胸筋収縮時のバストのゆがみ、長期的にはインプラントの上方移動、外側移動の可能性などが挙げられます。筋膜下法ではこれらを回避できます。以上の理由から当院では現在、筋膜下法を第一選択とし、ただ唯一やせ型体型の場合に大胸筋下法を選択しています。

大胸筋・乳腺の解剖

大胸筋・乳腺の解剖

インプラント挿入層

インプラント挿入層

大胸筋筋膜下法はGraf、Goesらにより近年報告された方法であります。この方法はいわば乳腺下法、大胸筋下法の中間に位置しています。これは単に解剖的位置を指しているのではなく、臨床的意義においても両者の中間法であることを意味します。 大胸筋筋膜は上方1/3では厚い為、インプラントのエッジがわかりにくいという利点があります。また、下方では第5~6肋間で腹直筋、外腹斜筋と大胸筋筋膜が合流するのですが、このあたりで剥離層は筋膜上あるいは乳腺下に移行するため大胸筋下では難しいとされる乳房下溝の位置が決めやすいという利点があります。

インプラントについて

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これらの融合により、マシュマロのような柔らかさを実現しました。

プリンセスバッグ

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